Sifuあだちや 土に還る鞄 #4

 

~体験の紙布から 学びの紙布~

 

農園へ、耕しの遅れを取り戻す為に早朝から行きました。雑草がところかしこに蔓延り、長い時間をかけて引き抜いて、最後の夏野菜の残りを処理しました。

土を耕しながら、葉が10本以上に増えた人参を抜くと20cm以上に成長した姿となっていました。

今年は土をしっかり耕運機で耕し柔らかくしたので、真っ直ぐに育ってくれたようです。

里芋の葉を見る限りなんとか育ってくれているようですが、昨年より天候のせいかいくらか、小さいようです。

収穫した野菜はそれぞれ保存したり調理をしますが、まずは、バジルは前回はジェノベーゼにしたので今回は乾燥バジルにしました。

キッチンペーパーの上にバジルを並べて上からまたキッチンペーパーをかけてはさみ500Wで2分電子レンジにかけてひっくり返してまた同じように繰り返してカラカラに乾燥させて保冷袋で冷蔵庫に保存。

その後の調理は、ご近所に野菜のおすそ分けした時に教えていただいたレシピで「無限ピーマン」を作ってみました。

材料はピーマン5個・ツナ缶1・その他調味料

①ピーマンは5mm幅の輪切りにして、ツナ缶は油を切っておきます。

②耐熱皿に①を入れごま油大さじ1・鶏ガラスープの素小1・塩/コショウ少々・ラップしてレンジで500wで3分

③レンジから取り出して白ごま少々・かつお節少々かけて出来上がりです。

調理は簡単でピーマンの苦味もなく、とても美味しくいただけました◎



http://江戸・TOKYO 技とテクノの融合展

こんな感じに久しぶりに、今日一日休みをとってまったりと過ごしました。9月28日に出展した東京国際フォーラムでの展示会「江戸・TOKYO技とテクノの融合展2017」では、たくさんの来場者の方々が、「Sifuあだちや」のブースに足を運んでくださりとても大盛況でした。

お忙しい中お越しくださったお取引先の皆様には本当に感謝申し上げます。段々とかいを重ねるごとにお越しくださる皆様に楽しんでいただく為に体験型の展示といたしました。鞄での体験型はあまりないのではと、印象に少しでも残ってくださればと思っております。

  

 

陳列はやめて、見せて訴えるスッキリとした展示にしてみました。

カタログも、新しくしましたが、ソニックバンさんのご好意で作り上げてくださったものです。

本当に感謝です。ありがとうございます。

展示に新しく加わった和紙の組紐は、紙袋の持ち手として、皆さんにお配りいたしました。

左:3本撚りの8錘の組紐
右:3本撚りの16錘の組紐

以前ブログで紹介いたしました、和紙の組紐は2本の双糸で組んだものでしたが、こちらは、3本の双糸を使った組紐を再度、東京都立産業技術研究センターさんで生産可能な組紐として開発して頂いたものです。

前回の産技研さんでの検査の結果、2本撚り16錘では、31kgの引っ張り強度が確認されましたので、3本撚りですと単純に1.5倍となるかどうかというところでしょうか。後日また検査にかけてみるつもりです。

さて、3ヶ月前に16錘の和紙の組紐を工場長の片足のみ靴紐として結びつづけてきた結果ですが、

和紙の靴ひもは一度もほどけることはありませんでした。もう片方の従来の靴ひもは、その間何度も結び直してました。やはり、靴紐としての機能も兼ね備えているようですね。私の会社はシューズに関しては素人ですので、是非とも、専門の会社の方に検証をしていただきたいですね。

私の娘たちが小さい時は、靴紐のあるシューズを履かせた時、踏んで転びそうになる姿をみては「ほら、くつひも直しなさい」と、しょっちゅう言っていた記憶が蘇ります(笑)

 

「黙してこれを識し、学びて厭わず、人をおしえて倦まず」

もくしてこれをしるし、まなびていとわず、ひとをおしえてうまず

新しいことを知ると、すぐに人に伝えたいという気持ちがうまれます。でもそんな時はぐっと我慢して、黙って新しい知識を覚えることに集中します。そして完全に自分のものになるまで諦めずにその根本を学び取ります。それができてから人に教え、熱心に飽きることなく相手が理解するまで教えることです。ちょっとかじっただけのことではなく、しっかり会得したものを相手が同じように会得するまで教えることで知が広がるのです。

今日はこの言葉が私の心に響いた論語です。

takako.n